皆さん、最近は自宅にいてばかりで本を読む機会を増えたのではないでしょうか?今回そんな人にお勧めのミステリー小説、特にラストが衝撃だったものを3つご紹介します。
1つ目ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫) [ 市川 憂人 ]
|
◆あらすじ◆
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 精緻に描かれた本格ミステリにして第26回鮎川哲也賞受賞作、待望の文庫化。
◆お勧めポイント◆
とにかく最後まで犯人が全然わからないというか見当もつかないです(笑)。ミステリー小説はやはり犯人が誰か予想しながら読んでいく人も多いと思いますが、その予想がことごとく裏切られました。特に最後に犯人の正体と犯人が使ったトリックが分かった時はまんまと作者の市川優人先生に自分の先入観を誘導されていたことに気づいて衝撃を受けました。いったいいつから自分は勘違いしていたのかと再度読み直してしまうほどでした。
★ちなみに「 ジェリーフィッシュは凍らない」はシリーズとなっていて現在全3作出ているのでぜひ合わせて読むことをお勧めします。ちなみにすべて衝撃のラストが待っています!!
|
グラスバードは還らない (創元推理文庫) [ 市川 憂人 ]
|
2つ目錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA) [ 紺野 天龍 ]
|
◆あらすじ◆
アスタルト王国軍務省錬金術対策室室長にして自らも錬金術師のテレサ・パラケルススと青年軍人エミリアは、水上蒸気都市トリスメギストスへ赴いた。大企業メルクリウス擁する錬金術師フェルディナント三世が不老不死を実現し、その神秘公開式が開かれるというのだ。だが式前夜、三世の死体が三重密室で発見され……世界最高の錬金術師はなぜ、いかにして死んだのか? 鮮やかな論理が冴え渡るファンタジー×ミステリ長篇
◆お勧めポイント◆
この錬金術師の密室はファンタジーミステリー小説となっているため、いつもはあまりミステリー小説を読まない方や逆にいつもとは違ったミステリー小説を読みたい人にお勧めです。ファンタジー
★こちらも錬金術師シーリーズとなっており現在全2作品出ているのでぜひ合わせて読んでみてください!!
|
3つ目medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫) [ 相沢 沙呼 ]
|
◆あらすじ◆
【2020年本屋大賞ノミネート作品】
推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。
彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。
一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。
一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。
だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。
◆お勧めポイント◆
推理作家と霊媒師のコンビがお互いの推理力と霊能力を合わせて難事件を次々と解決していく。その事件の数々もよくできていてとても面白かったのですが、最終章でそれらがすべて裏切られるといる衝撃の結末が待っています。ぜひ少しでも気になる方は読んでいただきたいです!!
★こちらも続編が出ていますので、ぜひ合わせて読んで下さい!!
|
■最後に■
今回ご紹介させていただく作品は以上3つになります。どれも面白く、読み始めたら止まらくなること間違いなしなので、ぜひ気になった作品があれば読んでみてください。以上、ありがとうございました。